医院名 |
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医療法人社団 砂田内科 |
院長 |
砂田 光俊 |
住所 |
〒722-0045 広島県尾道市久保1-1-15 |
診療科目 |
内科、呼吸器内科、胃腸内科、循環器内科、放射線科、内視鏡内科、リハビリテーション科、消化器内科、内分泌内科、リウマチ科 |
電話番号 |
0848-37-5888 |
がんをはじめ胃腸には様々な病気があります。胃腸の病気は早期発見、早期治療が極めて大切です。早期であれば内視鏡での治療が可能であったり、体のへ負担が少ない手術で済みます。当院では、特殊光観察NBIや拡大内視鏡などの最新技術を備えた内視鏡で、病気の早期発見、早期治療に努めています。早期のがんは自覚症状が全くありません。気になる方は進んで検査を受けることをお勧めします。
◎当院は苦痛の軽減をめざし鎮静薬や鎮痛薬使用した内視鏡も行っています。
ご希望の方はお気軽にご相談ください。
NBIとはNarrow Band Imaging(狭帯域光観察)のことで、特殊な光を使って粘膜表面を観察する内視鏡の新しい技術です。それにより咽頭、喉頭、食道、胃、大腸などの病気の早期発見が可能です。
NBIは波長が415nmと540nmの光を用いることで粘膜表面の毛細血管や粘膜表面の微細模様が強調表示される光学的な画像強調技術です。がん細胞は血管から栄養を補給して増殖するため、この特殊な光で初期のがんの異常血管を描出することが可能です。
経鼻内視鏡は口からでなく鼻から胃カメラを通す内視鏡です。
超小型のCCDカメラの採用により先端外径は鉛筆より細いサイズとなっています。
嘔吐反射が少ないため口からの内視鏡より苦痛が少なく楽に検査が受けられます。
検査中に会話もできるため医師とコミュニケーションを取りながら安心して検査が受けられます。
※鼻の状態により挿入が難しい場合がございますので、医師とご相談ください。
大腸内視鏡検査は肛門より内視鏡を挿入し、大腸(結腸、直腸)の病気を診断する検査です。現在、日本人の死亡原因で大腸がんは男性で3位、女性ではなんと第1位となっています。便潜血検査で陽性と出た方や身内に大腸がんや大腸ポリープのある方、血便、下痢、便秘、便が細い、便が出にくいなどの症状のある方は、検査を行い早期発見に努めましょう。
大腸検査はしんどい検査と思われがちですが、当院では内視鏡専門医による苦痛をなるべく軽減するための様々な工夫をして検査を行っています。
当院では拡大機能の付いた大腸カメラを導入しています。
拡大内視鏡とは通常倍率から約100倍まで拡大観察ができる内視鏡です。
いわば顕微鏡と内視鏡が合体したようなものです。
拡大内視鏡により、これまで見つけにくかった微小ながんの診断やポリープの種類の判別などが可能となりました。NBIと併用することで内視鏡で切除する必要のある腺腫という腫瘍を的確に診断でき、無駄な内視鏡治療をしなくて良い利点があります。
可能な範囲で日帰りにて大腸ポリープ切除を行っています。
症例により入院での治療が必要な場合があります。その都度、内視鏡診断に基づき的確に判断します。
大腸ポリープ切除は「手術」としてあつかわれますので、各種医療保険の対象となっています。加入されている方は、ご相談ください。
内視鏡専門医が赴任してから(毎週火曜・奇数週土曜に担当)、当院の内視鏡検査は年間平均で胃カメラ520件、大腸カメラ180件を超えるまでの件数となりました。2012年10月~2015年9月までの3年間を集計してみますと、当院では表1の通り食道癌や胃癌、大腸癌を発見しました。
その結果から当院の検査で、実に食道癌が400人に1人、胃癌は100人に1人、大腸癌は50人に1人ぐらいの割合で発見されました。これは予想を上回る発見率でした。さらにその中で早期癌も多く発見していますが、健診でよく行うレントゲン検査や便潜血検査では、早期癌はほとんど発見し難いと考えます。進行癌でさえも見逃されてしまうことがあります。
そのため当院では出来る限り、内視鏡検査をお勧めし受けて頂きたいと考えております。内視鏡検査は苦痛を伴うしんどい検査と思われがちですが、当院では少しでも苦痛を少なくかつ安全に内視鏡検査を行えるように、施行医のみならずスタッフも厳しく教育を受けております。検査に関して心配なことがあれば、何でもご相談ください。