医院名 |
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医療法人社団 砂田内科 |
院長 |
砂田 光俊 |
住所 |
〒722-0045 広島県尾道市久保1-1-15 |
診療科目 |
内科、呼吸器内科、胃腸内科、循環器内科、放射線科、内視鏡内科、リハビリテーション科、消化器内科、内分泌内科、リウマチ科 |
電話番号 |
0848-37-5888 |
平成27年度現在、尾道市では当医院のみが認定を受けています。
→広島県のピロリ菌感染症認定医一覧
ヘリコバクターピロリ感染性胃炎が2013年に保険適応追加になり、除菌治療を希望する患者さんは増えています。除菌治療はプロトンポンプ阻害薬(PPI)に2種類の抗生剤を加えた3剤併用療法で行います。除菌治療には胃内pHを高く保つことで除菌率が上がることが報告されています。2015年2月に新しく発売された次世代のPPIは、従来のPPIより強力に酸分泌を抑制できることで除菌率を上げることが出来ると報告されました。
当院の集計では、従来のPPIでの1次除菌率は71.7%、2次除菌率は93.8%でした。
当院は新しいPPI発売と同時に除菌治療に導入し、多くの症例を蓄積し除菌率を再集計した結果、1次除菌率は71.7%から87.3%と有意差のある上昇を認めました。また2次除菌に関しても93.8%から96.3%と有意差は出ませんでしたが、上昇を認めています。
ピロリ菌は胃癌に関与していることが証明されており、胃癌予防の観点から除菌が勧められています。実はもう一つ大事な目的があります。衛生環境の改善に伴いピロリ感染率は低下してきていますが、新規の感染者は居なくなった訳ではありません。現在推定される感染ルートは母子感染による経口感染が最も多いとされています。育児に携わる世代にとって、小さい子供(5歳以内)に口から口へと感染させる可能性があります。そのため除菌により感染ルートを断つことも除菌治療の目的と言えます。
是非検査をしてピロリ菌が居る場合は除菌治療をお勧めします。